すべてのはじまりの日【後編】

その後は普通に電車で家まで帰りました。
眠いけど、それどころじゃないわっていう意識がようやくちょっとずつ湧いてきたので、
家に着いて最初にしたことは、お母さんに電話することでした。
ですが出てくれなかったので仕方なく
「卵巣に良性腫瘍が見つかりました。入院、手術必要かもって言われた」とメール。
しばらくした後に、何故かお父さんの方から電話がかかってきました。

「お母さんが慌てふためいてるのでこっちから電話しました」

デスヨネー(*´・ω・)

今まで大きな病気を全然してこなかった一人娘がいきなり入院、手術ですからね。。
(お父さんは薬学博士だからか、さすがに落ち着いてた)

とりあえず朝ごはん食べなきゃと適当なご飯を胃に入れて、
ベッドで横になってゴロゴロしてみたものの、
睡眠不足で眠いはずなのに全然眠れない。
うわ〜〜手術か〜〜。。
という気持ちでいっぱいでしたね。。

「入院が必要な事態が起きてるということを、みんなに知らせておいたほうがいいか。。」と思い、
Twitterに「入院するかもなので省エネモード入ります!」宣言。
なんとなく、手術というワードは避けたほうがいい気がしたので、書きませんでした。
というか今もTwitterの方には書かないようにしてます。

Twitterを見てわざわざLINEをくださった方も何人かいらっしゃって、本当ありがたかったです。。
特に心強かったのは、「私も卵巣嚢腫なったことあるよ!」という友達からのLINE。
その子は卵巣嚢腫になって、手術を先延ばしにしてたところ、いつの間にか消えてたそうです。
まず、「えっ、消えるの!?Σ(゚Д゚ノ)ノ」という驚き。
ストレスや過労で一時的に卵巣が腫れて、自然に消えることもあるよ、とのこと。
もう100%手術だと思ってたので(※結果的に手術が必要な状態だったのですが。。)
消えることもあるんだー!と少し希望を持てました。

そこから、卵巣嚢腫についていろいろ調べ始めました。
そもそも排卵期は卵巣が腫れるとか、若い女性も結構なるとか、
嚢腫の内容物によって種類が分かれてるとか。

ストレス性の卵巣嚢腫だったら、ストレスを溜めないように過ごせば、
2週間後の検査までに消えてるかも!
そう思うとだいぶ気が楽になりました。
午前3時から一睡もできていなかった私は、その夜ぐっすり眠りましたとさ。